他人と比較するのを止めるには

「私のオーラってね、すごく大きいんだって」

 

ある時、同じ学校にいる、知り合いのKさんが、得意そうに言いました。

 

Kさんは、同じ学校にいる、お母さん。

まあ、確かに、他の学年の親にも知り合いが多そうで、

いろんな人といつも話し込んでるようだし、

存在感は、あるのかなあ、

と、私は思いました。

 

私が彼女と話しているときは、

どちらかというと、

彼女の方がより多くの人を知っている

多くの事を知っている、

という話に終始するから、

素晴らしいエネルギーっていう感じ、

しないんだけどなー。

 

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こんにちは

カウンセラーの、ゆりあLです。

イギリスに住むこと27年、

(キラーフレーズ、入る?)

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彼女に、オーラが大きいと言ったのは、

やはり同じ学校にいる、サイキックなお母さん。

私も知っている人でした。

彼女と、道端で会って、話をしていたら、Kさんの話になりました。

 

彼女のオーラって、遠くから見てると、

ぐわーっと伸びて、他人を捕まえるのよね〜

すごく遠くまで行くの!

 

へ〜! そうなんだ!

 

とお〜くまで行くので、Kさん本人には、「大きい」と、言ったのでしたが、

つまりは、Kさんのエネルギーは、いつも外に向かっていて、

自分のところにない、ということです。

自分がカラ、つまりは、満たされていない、と言えます。

 

 

*****

 

ついつい、人と比較してしまう人は、多いと思います。

もう、比較をしていることさえ、気づかないこともあります。

 

あの人はああなのに、

何で私は、こうなんだろう!

 

というのは、自分でも何をしているか、

わかりやすいかもしれないですが

自分では、なかなかわからない比較もあります。

 

あの人って、何で、ああなの?

 

他人の気になるところが見えただけでの、完結型。

 

これ、結構、やってるんですよ。

これを自分がしている瞬間を、

ハッシ、と掴んでみてください。

 

その瞬間、何が起こっているのでしょう?

自分の基準と合わないから、そう思う、

つまり、比較をしていることが、多いのです。

これを数えると、1日のうちに、何十回も、あるかもしれません。

 

その度に、自分の首を少しずつ、締めている感じです。

どんどん、苦しくなりますね。

 

これは、いつも

他人に気が行っているからです。

自分の気、エネルギーを、他人に散らしています。

それも、1人や2人の他人ではないし、

さっきのこと、昨日のことなどを掘り返して、反芻して、

自分の首をギリギリと、自分で締めているのです。

 

こうして、他人軸で1日を過ごし、

自分に回すエネルギーが減る分、

とても疲れます。

一日、大したことはしてなくても、

夜はヘトヘトです。

 

では、どうしましょうか?

 

まずは、

あなたは、自分がしていることが認識できますか?

 

とりあえずは、

「だって、あの人、絶対ヘンだよ」

とか言うのは横に置いておいて、

あなた自身のクセに目を向け、

それを外から見る感じで、

認識してみてください。

 

そして、そんな自分を本当に変えたいのか、

と、自分に聞いてみてください。

 

変えたいですか?

 

答えがイエスだったら、

次は、そうしてきた自分を、

小さい子供を見る目で見つめ、

「気に入らなかったんだよねー」

「嫌だったんだよねー」

など、自分の言い方で、なだめてあげてください。

 

長年のクセなので、すぐには変わりませんが、

毎日の生活で、自分のクセを

ハッシと掴むようにし、

(掴めるようになったら、勝ち組ですよ〜)

その度に、

 

「また、気に入らなかったんだねー」

 

などとなだめてもいいし、

 

それと同時に、

実際に、手を、掴んだ形にして、

それを、地面に落としたり

(重い物を想像できるとなおいいです)、

木などに投げたりすると、

さらに、いいです。

 

他人に向かっては、投げないでね。

 

しばらくこれをやっていると、

自分の変化に気づくのではないかと思います。

少しずつ、自分軸になっていきます。

 

*****

イギリスでは、人をなぐさめる時は、

Dear, dear

と、よく言います。

Dear とは、誰もが知っている通り、

親愛なる、と言う感じですね。

 

アメリカでは、夫や子供などに対して、

Darling

を使うようですが、イギリスでは、

Dear です。

Yes, dear.

it’s all right, dear

What’s the matter, dear?

などなど。

 

慈しみの対象にかける言葉なのですね。

そして、

おっと、またやっちゃったな、と思ったら、

Dear me!

と、自分に声をかけてあげましょう。

 

 

どうぞ、ご自愛ください。

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